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庭のカナネビ

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うちの庭に珍しい居候が現れたのは、10月の初め頃でした。
夏の間に伸びすぎた西洋芝をそろそろ刈り込もうと思っていた矢先、
7~8センチほどの枯れ葉がテラスに落ちていました。
不自然に1枚だけ・・・。

なんとなく気になって近づいたとたん、葉っぱの頭が動いて目玉までキョロキョロ。
こちらの様子を伺っているようです。
もう、びっくり!
ヤモリやトカゲ類とは違って、あまりに細いので、枯れはと間違えてしまいそうです。
きっと、こうして枯れ葉に化けて身を守っているのでしょう。

私を一瞥すると、一目散に芝の中に逃げていきました。
それからしばらく、このへんなやつは、うちの庭に居ついてしまいました。
小さくて細くても、逃げ足が速く、こちらの様子をいつも伺っていました。

パソコンでその正体を調べたところ、「カナヘビ」というらしく、
日本の庭にはどこにでも生息して、11月ごろから2月ごろまで冬眠するそうです。
それから、しばしば、カナヘビを見かけていましたが、
なんと、高齢の母が退治してしまったのです。
カナヘビは庭の木に登って自由気ままにしていたらしく、
母を見ても逃げようともしなかったのです。
母はそれが、気に入らなくて、カナヘビの頭を棒で叩き、
木炭はさみで摘んで、塀の外に放り投げたそうです。

母曰く「年寄りだと思って、甘く見るから・・・」それ以来、カナヘビは姿を現しません。

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